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2009年9月

2009年9月29日 (火)

ポポー~初めてのフルーツ

形はマンゴー、あるいはあけび。 香りはパイナップル。 果肉はバナナ+洋梨+カスタードクリーム。 種はビワ。

ポポー(ポーポー)というフルーツ。

「この希少性と、価値が分かる人にあげたいのよね。」

という名誉なことばとともに、友人のNさんが、持ってきてくれました。

包みからすでに甘い香りが漂ってきます。

男の人の拳大の楕円の実は、完熟状態で、ぷにょ~んと柔らかです。

薄黄緑色の薄い皮は、熟しているので手で簡単にむけました。

ナイフをいれると、くっと止まります。
種。でもマンゴーや桃のように真ん中にひとつあるふうでもないのです。

二つに割ってみてわかりました。 

ビワのタネのような黒い種が、一個当たりに3~4個入っていました。

香に少しくせがあるといえば、あります。 好みは分かれると思います。

私にとっては、どこかで食べたことのあるような味と香り。

甘い香りが南国産を思わせるポポですが、北米東部原産の落葉小高木。

バンレイシ科アシミナ属ポポー。

同じバイレイシ科のチャリモヤは、マンゴー、マンゴスチンとともに世界の三大美果のひとつ。

日本には明治の中ごろに入り、庭木として植えられてきたそうです。

友人は、岐阜の八幡で採れたばかりのものを持ってきてくれました。

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2009年9月18日 (金)

音楽が氾濫する町

出先でとりあえず食事をとる必要に迫られて、どこに入ろうかと、地下街の店舗案内版を眺めました。
あまり時間もかけられないので手軽に、と思い、あるパスタのお店に入り、テーブルにつきました。

お昼には少し早い11時すぎで、店内は私とパートナーの二人だけ。 

メニューを開きながら、二人とも何を食べようかというアンテナよりも、他のアンテナがあるものをキャッチ。

パートナー:「音楽、うるさくない?」

私:「うん。こんな音楽聴きながら、ご飯食べられない。」

そのお店は、名古屋ではあちこちにあり、対象としている年齢は20歳前後といった感じです。 だからいまどきのガンガン怒鳴るような歌い方をするミュージシャンの音楽を流しているのは仕方がないのでしょうか。

パートナーいわく、「お客の耳に入るというより、店員が自分が聴きたい曲をかけてるんじゃないの?」

私も、同感。

食事をするときにふさわしい音楽というものがあるはずです。
何もクラシックを流せといっているのではありません。 J-POPであっても、ゆったりとした和やかな曲はちゃんとあります。

聞いていて、胃がひっくり返るようなアップテンポの音楽を平気で流している無神経さに、我慢が出来ず、何も注文しないでそのお店をでました。

そして、隣のお寿司屋さんへ。 ここなら、まぁ流れてきてもせいぜい演歌だろうから、ガンガンの騒音よりはいいだろう。と話しながら席に着きました。(けっして演歌が好きという訳ではありませんが。)

思った通り、バラード調の曲がながれていてほっとし、熱いお茶をすすりながら注文したものが出てくるまで待ちました。
ところが、静かな曲が終わり、その後続けざまに3曲ほど、先ほどのパスタのお店と変わらないようなうるさ系の曲が・・・。

う~ん。 安易に有線を流しているっていう感じ。

かつてウィーンに滞在していたころ、カフェによく行きました。
音楽の街として、世界中から観光客が訪れる音楽の都、ウィーンのカフェには、どんな音楽が流れているのだろうと思いながら、初めて街のカフェに入った時に、音楽が全く流れていないのに拍子抜けしました。

カフェでは音楽は流さないの?とウィーンっ子に聞いたら、「ウィーンの人々は音楽を愛しています。でもだからこそ、人には押し付けないのです。」 と返ってきました。

そういわれると、ウィーンの街を走る地下鉄に乗っても、音楽どころが駅アナウンスさえも聞こえてきませんでした。
ウィーンでは、音・音楽が溢れていないからこそ、音楽を愛する人たちが育つのだと、その時に思いました。 

当時、東京の山手線のホームでは、電車の発車の時にも音楽が流れ、その合間に電車の到着、行き先、乗換、そして発車のアナウンスが必要以上に大きなボリュームでひっきりなしに流れていました(今でもそうでしょうか?)。
そう思うと、東京の街の、名古屋でもそうですが、なんと音や音楽が溢れていることでしょう。

今日また、名古屋の中心地、栄を歩いていました。
信号待ちをしていると、歩道にたっている街路灯に取り付けられたスピーカーから、何を言っているのかさえも判別でいないほどの、男性のがなり声で歌う曲が流れてきて、私はまたか、とうんざりしました。
大売出しの商店街でも、パチンコ屋の店内でもないのに、このような音楽を流す、その意図は何なのか、私には理解できません。

この文句、河村市長に言えばいいの?

カフェを例にとれば、そこでどんな音楽を流すのか、というのは、その空間におけるすべてのもの、インテリア、テーブルやいす、飲み物、サービスする人の態度や服装などとともに、神経が使われるべきでしょう。 その神経がちゃんと使われているかどうかが、その国のカフェの文化の高さを表していると、ウィーンのカフェを訪れて私は思いました。

翻って日本の飲食店。 (一流店はほぼ問題がないことが多いので、ここでははずしておきましょう。)
普通の場面で人々が行くお店が、出すお料理だけでなく、食空間すべてにどんな配慮を見せるかで、日本の飲食店文化の質は推し量られる、ということを、まず従事する人たちがもっと認識することが望まれます。

先日のランチタイムといい、今日の町中の音楽と言い、やたらと音楽を流すようになった日本人は、かつては虫の音を聴き、めでていた耳を失ってしまったのでしょうか。 

音楽の暴力。 

そんな言葉が頭をよぎっていきました。

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2009年9月17日 (木)

名古屋テレビ塔でお食事会

私はフードアナリストという資格をもっているのですが、その集まりが先週ありました。 

関西、関東からもフードアナリストの仲間が名古屋に集まりましたので、食事の場所は名古屋のシンボル、テレビ塔内のレストラン、The Tower Restaurannt Nagoyaということに。

テレビ塔に上がるのは、何年ぶり、いえ何十年ぶりでしょうか?
2011年に電波塔としての役割を完全に終えるこの塔は、東京タワーよりも古いんですよ。 小さい頃、東京の祖母が名古屋に遊びに来たときに家族でここを訪れたころは、塔の下は確か砂利がしいてあって、祖母の履いていたハイヒールのかかとが砂利で傷ついてしまって、あれあれ、と大人たちが言っていたのを覚えています。

今、このテレビ塔は登録有形文化財になっています。

さて、その日はあいにくの雨でしたが、久屋大通の緑が間近に感じられるスペースは、都会のオアシスという雰囲気。 

午後からの予定が入っていたので、ここで満腹になれない事情があり、私が頂いたのは、軽めのパスタランチ(1800円)。 他の多くの皆さんはランチコース(3000円)を注文なさいました。

軽めといいましても、私の好きな洋梨を使った前菜、”洋梨のシャンパンヴィネガーマリネ 仔羊の自家製ハムとペコリーノ・ロマーノ”。 洋梨は季節さきがけです。洋梨の甘みとハムやチーズの塩味のコントラストに、ルッコラの香りが加わって、食欲を刺激します。

メインのパスタは、自家製のタリオリーニを飛騨牛とエリンギのラグーで。コクのある飛騨牛のラグーに、エリンギの旨味でしっかりとボリュームを感じる、”メイン”です。 本当は一緒に赤ワインを頂きたかった。

そしてデザートは、岩倉産の無花果を使ったデザート盛り合せ。無花果のジュレ、タルト、それに無花果とリコッタチーズのセミフレッドです。

無花果はもう少し完熟のものだと、最後のデザートとして存在感を示したと思いますが、軽めに済ませたかった私にとっては丁度良かったかしら。

それにお紅茶。

ここは、プロポーズプランというのも用意しているようですから、恋人たちの「勝負」の場としても、名古屋っ子にとっては特別な場所になっていくのかもしれません。

今回はランチタイムでしたが、夜景が望めるディナータイムは、きっとロマンティックな雰囲気になるのでしょうね。

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